
約3年9か月ぶりとなるフルメンバーでのカムバック。
BTSの正規5枚目のアルバム『ARIRANG』は、韓国のルーツを象徴する「アリラン」をタイトルに、2026年現在の7人が抱く喜びや愛、そして前進し続ける決意を音楽に昇華させた記念碑的な作品です。
本記事では、人生の荒波を泳ぎ続ける姿勢を歌ったタイトル曲『SWIM』をはじめ、アルバムに収録された全楽曲の英語詩と韓国語詩のすべての日本語訳と歌詞の意味を詳しく解説します。
文化や言語を超えて心に響く、BTSの「普遍的な感情の物語」を紐解いていきます。
- 1 Body to Body
- 2 Hooligan
- 3 Aliens
- 4 FYA
- 5 2.0
- 6 No. 29
- 7 SWIM
- 8 Merry Go Round
- 9 NORMAL (Explicit Ver.)
- 10 Like Animals
- 11 they don’t know ’bout us
- 12 One More Night
- 13 Please
- 14 Into the Sun
- 15 Come Over
1 Body to Body
3年9か月ぶりにリリースされるBTS 新作の扉を開くトラック。
『ARIRANG』というアルバム名にふさわしく、韓国の代表的な民謡『アリラン』の旋律の一部を取り入れ、感情を一層高めています。
国は違えども民謡を聴いたときに感じる普遍的な感情を呼び起こされるような感覚になれるのもこの曲の醍醐味です。
楽曲制作参加メンバー:RM, SUGA, j-hope
2 Hooligan
世界中を駆け巡り、独自の道を切り開いてきたBTSの旅路を歌ったオルタナティブ・ヒップホップ曲。華やかな弦楽器の上に鋭い刀の音が重なる導入部が強い印象を残します。
CYPHERシリーズを思わせる勢いのあるビートが魅力的な一曲。
楽曲制作参加メンバー:ジョングク, RM, j-hope, SUGA
3 Aliens
世界中で活躍するBTSの抱負を、ユーモラスな言葉で綴った。
ヒップホップR&Bジャンル曲で、ミニマルなサウンドと重厚な808ビートの上にメンバーの声が調和している。 異なる姿、考え、行動こそがBTSの特別さであるというメッセージを伝えている。
楽曲制作参加メンバー:RM,j-hope, ジョングク, SUGA
4 FYA
熱い息遣いと繰り返されるコーラスが中心を保ち、重厚なビートで雰囲気を盛り上げる。
まるで最初から最後まで200度の熱で走っているかのようなBTSならではの熱さを感じる一曲。
楽曲制作参加メンバー:RM, ジョングク,SUGA
5 2.0
変則的なリズムが印象的なヒップホップとトラップの曲。 変化と成長を経て新たな局面に突入したBTSの現在を、フレッシュな感覚で表現している。
楽曲制作参加メンバー:RM, j-hope, V, ジョングク,SUGA
6 No. 29
インタールード(Interlude)トラック『No. 29』は、韓国の国宝第29号である聖徳大王神鐘の鐘の音を収めている。
7 SWIM
タイトル曲『SWIM』、人生を泳ぎ進む姿勢 タイトル曲『SWIM』は、人生の波の中で止まらずに泳ぎ続ける姿勢を歌っている。 押し寄せる流れに逆らうのではなく、自分のペースで淡々と乗り越えようという意志を『人生への愛』として表現した。 RMが作詞全般を担当し、曲のメッセージに真実味を加えた。
楽曲制作参加メンバー:RM
8 Merry Go Round
永遠に止まらないメリーゴーラウンドのように、繰り返される人生の輪廻を耐え抜く物語を語る。温かいシンセサイザーコードが徐々に広がり、曲に温もりを加えると同時にメンバーの声が美しく響く一曲。
楽曲制作参加メンバー:RM, SUGA, j-hope
9 NORMAL (Explicit Ver.)
華やかなスポットライトとその裏にある虚無感と恐怖。 そのすべての瞬間がBTSにとっては馴染みのある感情だ。 7人のメンバーの声は、平凡な日常や考えを淡々としながらも力強く表現している。
楽曲制作参加メンバー:RM, j-hope, SUGA
10 Like Animals
抑圧されたまま飼い慣らされるよりも、熱く生きようというメッセージを歌っている。
夢幻的なギター、ベースとエネルギーに満ちた歪んだドラムにBTSの美しい歌声が重なり幻想的な空気を演出している一曲。
楽曲制作参加メンバー:RM
11 they don’t know ’bout us
成功の秘訣を尋ねられた際に「特別な方法や公式は知らない。 僕たちはただ僕たちに過ぎない」とウィットに富んだ答えを歌うBTSらしさの溢れる一曲。
楽曲制作参加メンバー:ジミン, RM, SUGA, j-hope
12 One More Night
一日中頭から離れない限り、存在に対する感情を「You're my fantasy」という歌詞で率直に表現している。さまざまなシーンで気軽に聴けるようなポップな空気感がとても魅力的。
楽曲制作参加メンバー:RM, SUGA, j-hope
13 Please
どんな状況でも一緒にいたいという率直な感情と揺るぎない確信が込められた楽曲。
BTS初期のアルバムに入っていた「Like」や「Coffee」を思い出すようなどこか懐かしさも感じさせる一曲。
楽曲制作参加メンバー:RM, SUGA, j-hope
14 Into the Sun
アルバムの最後を飾るトラック。
あなたが呼べば、どこにでも駆けつけるという告白を、太陽へ向かって進む姿に例えて描く。
どんな日々でもどんな距離でも関係ない、待っていて、夜明けが来る……というコーラスパートの詩は、BTSからARMYへのメッセージのようでこれからの活躍に心踊らされる魅力の詰まった一曲。
楽曲制作参加メンバー:V, ジミン,RM, SUGA, j-hope
15 Come Over
Deluxe Vinyl版のみに収録されたhidden track。
SUGAがプロデュースに参加し、 RMとj-hopeもクレジットに名を連ねています。
「空っぽの夜が来れば、またこうやってまた君を呼ぶ Yeah I'm lost, can I come over」という歌詞では、道に迷った瞬間でも、最終的に再び"あなた"を探す心を歌い、彷徨いの果てにドアを叩きながら、そんな「僕」を受け入れてくれますか?と尋ねる率直な告白は、常に防弾少年団の側を守ってくれたARMYへの想いとつながっている…という思いが込められた特別な一曲。
『ARIRANG』は、BTSのアイデンティティと彼らが直面する普遍的な感情を込めたアルバムになっているそうです。
韓国を代表する民謡『アリラン』というタイトルには、チームのルーツと2026年現在の7人のメンバーが抱く感情を音楽で表現し、時代を超えて大衆の心に残る『アリラン』のように、新アルバムが時空を超えて多くの人々に響き、長く記憶されることを願う…という思いも込められているそう。
民謡『アリラン』は、去ることと恋しさ、再び前進するということが歌われているそうですが、これは文化や言語を超えて、誰もが共感できる感情です。
BTSの個人的な体験から始まり語られる新たな物語は、ここから全世界の人々が共感する物語へと広がっていくようで、新たな航海の始まりに胸が高鳴ります。