BTS RMのソロ 2ndアルバム「RightPlace,Wrong Person」。
5月24日にリリースされたこのアルバムから8曲目に収録されたタイトル曲「LOST! 」の日本語訳(和訳)と楽曲の解説・考察を書きました。
LOST! 日本語訳/和訳
Love
How you get in love like oh
How you get love
Take it for the love like oh
How'd you get lost
Take it from the love like us
How'd you get lost
Take full of love like us
It was you (you ooh)
It was you (you ooh)
It was you (you ooh)
It was you (you ooh)
愛
どうやって恋におちるの?
どうやって愛を手に入れるの?
愛のためならなんだってするの?
どうやって道に迷ったの?
愛をもらったことはあるの?僕らのような
どうやって道に迷ったの?
愛で満たされるんだ まるで僕らのような
それは君だった(you ooh)
それは君だった(you ooh)
それは君だった(you ooh)
それは君だった(you ooh)
I'm goddamn lost
I never been to club before
I hit the club
I never felt so free before
You’re goddamn ghost
I never felt so fine before
I hit the cloud
あぁ 道に迷ってしまった
クラブに行ったことはなかったけど
今 クラブにいるよ
こんな自由を感じたことなかった
君は幽霊みたい
こんな良い気分ははじめてさ
まるで雲の上にいるような
Hold up, hold up
Hold up, hold up
Damn now, thank you don't worry
정신차려보니 어느새 난 텅 빈 거리
시간은 쏜살 열네살 걘 벌써 30
And I look up in the sky I see silver cloud
Yo hurry
待って、待って
待ってくれ、待ってくれ
あぁまったく、ありがとう心配いらない
気がつけばいつの間にか僕はがらんとした路地に
時は矢のようさ 14歳だった奴はもう30
空を見上げる 銀色の雲が見える
Yo 急がないと
Dump it on the ground
Pick it up, throw it in the trunk
Dump it on the ground
Pick it up, throw it in the trunk
Dump it on the ground
Pick it up, throw it in the trunk
Dump it on the ground
Pick it up, now let’s go dumb
Aye, aye, aye, aye (Dump it on the ground, shit)
Aye, aye, aye, aye (Dump it on the ground, shit)
난 자꾸 넘어져 피가 흐르는 중
I got lost in the ground, but not beggin’ at you
捨ててしまえ
拾い上げてトランクに投げ込め
捨ててしまえ
拾い上げてトランクに投げ込め
捨ててしまえ
拾い上げてトランクに投げ込め
捨ててしまえ
拾い上げて、さぁバカになろうぜ
Aye, aye, aye, aye (地面に捨ててしまえ、shit)
Aye, aye, aye, aye (地面に捨ててしまえ、shit)
俺はひっきりなしに転んでは血を流してる最中
どん底で道に迷ったけど 君縋ったりはしないよ
I'm goddamn lost
I never been to club before
I hit the club
I never felt so free before
You’re goddamn ghost
I never felt so fine before
I hit the cloud
あぁ 道に迷ってしまった
クラブに行ったことはなかったけど
今 クラブにいるよ
こんな自由を感じたことなかった
君は幽霊みたい
こんな良い気分ははじめてさ
まるで雲の上にいるような
I got temptation
I got temptation
誘惑だらけだ
誘惑だらけだ
Every morning, every night
I always feelin’ lifeless
And in the morning I feel love
I hug it in excitement
Every morning, every night
I always feelin’ sikeness
When I feel lonely as fuck
i still got lifeless
I'll never love when I'm low
it'd gonna lightless
毎朝、毎晩
いつだって死んだように生きている
そして愛を感じる朝には
大喜びでハグするんだ
毎朝、毎晩
いつだって病んでる
どうしようもなく寂しいときは
なおさら死んでる
憂鬱な気分のときには誰かを愛したりしない
光さえもなく
I'm goddamn lost
I never been to club before
I hit the club
I never felt so free before
You goddamn ghost
I never felt so fine before
I hit the cloud
I never felt so free before
あぁ 道に迷ってしまった
クラブに行ったことはなかったけど
今 クラブにいるよ
こんな自由を感じたことなかった
君は幽霊みたい
こんな良い気分ははじめてさ
まるで雲の上にいるような
I got temptation
I got temptation
誘惑だらけだ
誘惑だらけだ
I got temptation
I got temptation
誘惑だらけだ
誘惑だらけだ
I got temptation
I got temptation
誘惑だらけだ
誘惑だらけだ
I got temptation
I got temptation
誘惑だらけだ
誘惑だらけだ
I got them
誘惑だらけだ
credit
作詞:김한주, Nancy Boy, Jclef, 말든 (Marldn), Unsinkable, 김아일, RM, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)
作曲:김한주, Nancy Boy, Jclef, 말든 (Marldn), Unsinkable, 김아일, RM, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)
LOST! 解説・考察
アップテンポのオルタナティブポップジャンル曲で、道に迷った人に対する叙事を語る。
バンドシリカゲルのキム・ハンジュが作曲に参加し、プロデューシングを共にした多くのミュージシャンの声が曲中に登場する。
RMはこの楽曲を通じて「友達と一緒に道に迷えば、これもまた大丈夫かも知れない」という希望のメッセージを伝える。(公式紹介文より)
“Dump it on the ground Pick it up, throw it in the trunk”とくり返される箇所について公式MVの字幕では「地面に捨ててしまえ 拾い上げてトランクに投げ込め」と訳されていましたが、荷物を地面に投げつけたり拾ったりという詩は比喩として使われているのではないかと解釈しています。
“Dump it”=「捨てる・ 放棄する」
“on the ground”=「地面の上」の他、「現場での状況や実情」の比喩として使用される場合も
“on the ground”=現在の状況と捉えると
“Dump it on the ground”=現状を捨ててしまえ
“Pick it up, throw it in the trunk”=拾ってトランクに投げ込め と訳すことができますが、
“trunk(トランク)”という単語は「Groin」にも出てきた意味と紐付けると、「RMの後ろ」すなわち「RMの背負うものを入れて置く場所」という意味と受け取ることもできます。
現在の状況を放棄してはやっぱり拾ってしまうことをバカみたいにくり返している状況、あるいはバカにならないとやってられないという様子が表現された箇所ですが、誰の生活の中でも「すべて投げ出してやる!」と思うのに、つい放棄することができずまた身を粉にして尽くしてしまうという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
また、とてもユニークなMVもこの楽曲の詩の内容を補足するようなストーリーとしてぴったりの内容でした。
映画『インサイド・ヘッド』のようにRMの中の様々な分身とともにステージを目指して迷路からの脱出に奮闘する様子が描かれています。
分身たちとともについにステージへの出口を見つけ脱出に成功するRM。
しかしステージ上への脱出を手助けしてくれた分身たちは地下世界に閉じ込められたまま。どこか奇妙で落ち着かないステージの上で、多くの歓声に迎えられるRM。
そのウェルカムな雰囲気とは裏腹に、RMは、ひとり取り残された迷子のような顔で立つ尽くしてしまうのです。
歌詞中に登場する“クラブ”にいる描写や“幽霊(MVでは幻影と訳されています)”というキーワード、希望を象徴する“銀色の雲”を見つけたかと思えば“毎日死んでるみたい”と言ってみたり、その一つ一つを重く受け止めたり邪推することも可能なのかもしれませんが、個人的には深い意味はなく、全体を通して「あらゆる誘惑の中で何をしたらいいのか分からない」という心象風景がとてもユニークに描かれている楽曲なのではないかと思っています。
MBTIの精度には諸説ありますが、カジュアルな例えとして“ENFPの心の中”といった感じがしてとてもお気に入りの一曲です。(※RMのMBTIはENFP)