BTS RMのソロ 2ndアルバム「RightPlace,Wrong Person」。
5月24日にリリースされたこのアルバムから5曲目に収録された「5 ? (Interlude)」の日本語訳(和訳)と楽曲の解説・考察を書きました。
5 ? (Interlude)
Would it been better if I didn’t know you
But every feeling I did feel is so true
I just hope you remember me
The best grave in your cemetery
You know you got the best of me
君を知らない方がよかったのかな
でも僕が感じたすべての感情は 紛れもなく真実だった
ただ 僕を覚えていてほしいんだ
君の墓地で一番良いお墓
知ってるかい?僕にとって君はかけがえのない人
Do you know me?
I don’t mind at all
僕のこと知ってる?
僕は全然気にしないよ
What goes around
comes around
Goes around
comes around
めぐりめぐり
いつかの僕は
また僕に返ってくる ※
credit
作詞 : DOMi & JD BECK, RM, Mokyo, bj wnjn, glowingdog (글로잉독), San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)
作曲 : DOMi & JD BECK, RM, Mokyo, bj wnjn, glowingdog (글로잉독), San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)
※ What goes around comes around =「自分の行いは自分に返ってくる」「ツケが回ってくる」など、日本のことわざである“因果応報”のように善い行いも悪い行いも巡り巡っていずれは自分の元へ返ってくるという意味の言葉
5 ? (Interlude) 解説・考察
ジャズデュオのDOMi & JD BECKがプロデュースに参加したProgressive jazzジャンルの楽曲。
アルバムの中間点に位置し“Interlude(間奏曲)”と名付けられたこの楽曲ですが、曲の終盤では“What goes around comes around”というリリックが登場します。
日本語のことわざである「因果応報」のように巡り巡って自分の行いは再び自分へ返ってくるのだという詩は、アルバム2曲目の「Nuts」の“we could see the karma comin' thru(因果は返ってくる)”という詩と通じています。
RMはアルバム紹介コンテンツにて、メンバーのジミンくんにアルバムのタイトルの「Right」と「Wrong」=「正しさ」と「間違い」は簡単に塗り変わり、絶えずそれは行ったり来たりしているものだと話していました。
またProgressive jazzとはジャズに現代音楽のハーモニーを融合させたジャンルで、この楽曲では自由でごちゃ混ぜになったような面白さを感じますが、「Right」と「Wrong」が、またはめぐる因果が混ざり合い、また再び巡っていくという演出がなされているように感じました。
そして歌詞中の“grave”という単語は、前作「Indigo」に収録されている「Wild flower」の一節を、“you got the best of me”という詩からはBTSの「BEST OF ME」の一節を思い出し、まるで過去のRMの記憶の断片を垣間見ているような気持ちになりました。