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日本語歌詞 / BTS RM 「1 Right People, Wrong Place 」/ 和訳・楽曲解説

 

BTS RMのソロ 2ndアルバム「RightPlace,Wrong Person」。
5月24日にリリースされたこのアルバムから1曲目に収録された「Right People, Wrong Place」の日本語訳(和訳)と楽曲の解説・考察を書きました。

 

 

 

RightPlace,Wrong Person(日本語歌詞 / 和訳)

 

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right, right, right, wrong, right?

人は正しく、居場所が間違っている

正しい、正しい、正しい、違う、合ってる?

 

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right, wrong, wrong, wrong...

人は正しく、居場所が間違っている

正しい、違う、違う、違う…

 

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right, right, right, wrong, right?

人は正しく、居場所が間違っている

正しい、正しい、正しい、違う、合ってる?

 

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right people in wrong place

Right, wrong, right, wrong, right?

人は正しく、居場所が間違っている

正しい、正しい、正しい、違う、合ってる?

 

Wrong people in wrong place

Right people in right place

Right people in wrong place

Wrong, right, wrong, right?

場違いな人々は間違った場所に

正しい人々は正しい場所に

正しい人々は間違った場所に

違う、合ってる、違う、合ってる?

 

Wrong people in right place

Wrong people in right place

Wrong people in right place

Wrong, wrong, right, wrong, right?

場違いな人が正しい場所に

違う、違う、合ってる、違う、合ってる?

 

Right people in wrong place

Wrong people in right place

Right people in wrong place

人は正しく居場所が間違っている

場違いな人が正しい場所に

人は正しく居場所が間違っている

 

Wrong people in right place

Feelin' high on a forest fire

(Right people in wrong place

Right people in wrong place)

場違いな人が正しい場所に

山火事でハイな気分を味わうんだ

(人は正しく居場所が間違っている

人は正しく居場所が間違っている)

 

Feelin' high on a forest fire

(Right people in wrong place

Right people in wrong place)

※山火事でハイな気分を味わうんだ

(人は正しく居場所が間違っている

人は正しく居場所が間違っている)

※repeat

 

credit

作詞:Mokyo, RM, Unsinkable, 은희영, 곽진언, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)

作曲:Mokyo, RM, Unsinkable, 은희영, 곽진언, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)

 

楽曲解説・考察

 

「Right People、Wrong Place」というアルバムのテーマとつながる「right」と「wrong」という言葉が歌詞にくり返し登場する楽曲。
公式アルバム紹介文にて“多様なシャウトやナレーションといった多彩な効果音であるFXサウンドを活用し、アルバムの全体的なムードを示し、 内面の混乱を音楽的に表現したヒップホップ曲”と紹介されていた通り、ある時は合っていると思うが度々間違っているのではと不安になる揺れ動く心情がサウンド面からも色濃く表現されいます。

 

RMはこの楽曲の詩について「僕が正しく、この場所が間違っているのではないか、という考えから曲を作った」と話していました。
“正しさ”とはその時々の多数派によって作られるルールであり、いつか正しかったものが間違ったものへと覆されたり、その場所の正しさと間違いは延々と行ったり来たりを繰り返す曖昧なものだと。


この話を聴いてRadioheadの名曲「Creep」の“俺はここで何してんだ ここは俺の居場所じゃないのに”というリリックを思い出しました。ここは自分の居場所じゃないのに、どうしてこんな所にいるのか、、と嘆く詩ににかかる主語は“自分は気色悪いやつだ”と自分を卑下する言葉です。
「ここは俺の居場所じゃない」という同じ言葉を扱いながら、2つの楽曲の根底にあるものは全く正反対なのではないでしょうか。アルバム3曲目の「out of love 」でまさにこの「Creep」が登場しますが、愛を信じられず腐ってしまった感性を嘆きながら昔のように響かなくなったものの比喩として解釈することができるのも1曲目の「僕が正しく、この場所が間違っているのではないか」という考えへと通じています。

 

また“Feelin' high on a forest fire”について、アルバム紹介のコンテンツ内でジミンくんに質問され、そのままの意味を述べ笑っていましたが、その一文の意味があるとすれば、間違った場所が燃えて…という複雑な意味などはなく、何も知らなかった幼い頃の記憶の名残りなのか台風の日についワクワクしてしまうようなあの感覚なのではないかと思っています。

 

 

どこにいても馴染めない自分。ダメなのは自分ではなく、この場所こそが間違っている。
自分を肯定するポジティブなパワーと、複雑な葛藤の中にもどこか尖っていたり朗らかだったりとユニークさを感じさせるこの楽曲。
まさにRMという一人の人の人柄を感じるこの楽曲で映画のようなこのアルバムが幕を開きます。

 

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