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日本語歌詞 / BTS RM 「2 Nuts 」/ 和訳・楽曲解説

 

BTS RMのソロ 2ndアルバム「RightPlace,Wrong Person」。
5月24日にリリースされたこのアルバムから2曲目に収録された「Nuts」の日本語訳(和訳)と楽曲の解説・考察を書きました。

 

 

youtu.be

 

 

 

 

Nuts  日本語歌詞 / 和訳

 

All right, all right, all right, all right

All right, all right, all right, all right

All right, all right, all right, all right

All right, all right, all right, all right

 

I could make this right place for you

I could make it just right for you

I could make this right place for you

I could make it right

僕は君のためにこの場所を正しくすることができる

君にとって正解の場所に

僕は君のためにこの場所を正しくすることができる

ここを正解の場所に

 

She a pro rider, hoo, hoo, hoo, hoo, rider

Must be an A1 guider, always throw a fuckin' slider

When it comes to love, she could be an allnighter

Best gaslighter, no man could ever fight her

彼女はプロライダー  クソイカしてるライダー

Aランクのガイダー(案内人)に違いない、お盛んなスライダー(※)

恋に関して、彼女はオールナイターかも

最高のガスライター(惑わす人)、どんな男も彼女を拒めない

 

I go mad 어찌 모든 걸 함께 해

어째 이제 니가 줄 수 있는 게 없는데

Freaky you, freakin' me

Beggin' you, baby, please

평생 같은 개소리, love is just for the freaks

気が狂いそうだ どうしてすべてを一緒にするの

どうしよう もう君にあげられるものなんてないのに

おかしな君、おかしな僕

君に請う、ベイビー、どうか

一生だなんてでまかせだ

愛はそう、おかしな僕らだけのために

 

He a.. pro ridah whoo, whoo, whoo, whoo ridah

Must be an A1 guider, always on that fuckin' 카톡

When it comes to money, he could be a damn fighter

Best gaslighter, no a woman could stop him

I go nuts 괴물이 된 꼴이

you look like your guts

그저 껍데기 뿐인 trust

Freaky you, freakin' me

wishin' you in a grief

사랑은 망해 반드시, love is for the freaks

彼は‥プロライダー(※ridah)クソイカれたライダー

Aランクのガイダーに違いない、いつもカトクにクソ張り付いて

金に関して、彼はクソファイターかも

最高のガスライター、どんな女も彼を止められない

気が狂ってきた 怪物になったみたいなお前の姿は

お前のはらわたのようだ

ペラペラの信頼

おかしな君、おかしな僕

君が悲しみに暮れることを願うよ

愛は亡骸になる 必ず

愛はおかしな僕らのために

 

I could make this right place for you

I could make it just right for you

I could make this right place for you

I could make it just right for you

I could play this right chord for you

I could take you right to the Moon

I could make this right place for you

I could make you right

僕は君のためにこの場所を正しくすることができる

君にとって正解の場所に

僕は君のためにこの場所を正しくすることができる

君にとって正解の場所に

僕は君のために正しいコードを奏でることができる

君を月まで連れて行くよ

僕は君のためにこの場所を正しくすることができる

ここを正解の場所に

 

Now lay back

You never been so high

Know you 'fraid of heights

I will close your eyes

Now lay back

You never been so high

Know you 'fraid of heights

Don't say a goodbye

さぁ、寄りかかって

こんなハイな場所は初めてだろ

分かってるよ 高いところが怖いって

君の目を閉じてあげるよ

さぁ、寄りかかって

こんなハイな場所は初めてだろ

分かってるよ 高いところが怖いって

さよならなんて言わないで

 

너 간 뒤로 비로소 난 살아 있어

매일 밤이면 과거의 나에게 보내는 유서를 써

위스키 한 잔이면 털어질 모든 기억

믿지도 않는 신께 빌어

네가 내 전부던 20대에서 벗어날 수 있도록

행복하길 바랄게, 진심이야

안 믿겠지만

君が去って初めて 僕は生きている

毎日夜になれば 過去の自分に送る遺書を書いて

ウイスキー一杯で飛んでいくすべての記憶

信じもしない神に祈る

君が僕の全てだった20代から抜け出せるように

幸せになってくれ 本心だよ

信じないかもしれないけど

 

참 질겼던 관계  There's a stigma on my chest

It's called you, 함께였던 것조차 믿기질 않는

It was a flu, and we could see the karma comin' thru

The monster hasn't been me, I beg you, oh, baby, please

For ever, ever, ever wish you a true happiness, damn

本当に苦しかった関係 僕の胸には烙印がある

それは君と呼ばれること  一緒だったことさえ信じられない

それは一時的な病、そしてカルマのように返ってくる

怪物は僕ではなかった、お願いだよ、あぁベイビー、どうか

いつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまでも、君の本当の幸せを願っているよ

 

 

Credit

作詞:bj wnjn, Mokyo, 김아일, Nancy Boy, 이태훈, RM, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)

作曲:bj wnjn, Mokyo, 김아일, Nancy Boy, 이태훈, RM, San Yawn, 정크야드 (JNKYRD)

 

※ Nuts =奇人、変人

※ rider・slider =騎手(操縦士)やスケートボードなどを滑る人という意味の他、スラングとして扱うと同じ意味の言葉を示す単語

※ gaslighter=誤った情報で人の心を操ろうとする人

※ ridah=HIPHOPスラングでギャングを示す言葉

 

 

 

Nuts 解説・考察

 

耳を虜にする独特のベースサウンドが魅力的なオルタナティブヒップホップ曲で、公式紹介文では「人間関係で起こりうる不満を淡々と綴った楽曲」とされています。


“She a pro rider”から始まるVerseと“He a.. pro ridah”から始まるVerseは、一見対になるように激しい男女の営みや恋模様が描かれている場面のようにも受け取れますが、男女というものがそのまま一人の人間の中の陰陽に重ねて表現されているのではないかと思いました。

 

She=愛を求める自分、He=名声を求める自分。

 

そして曲が変化しやってくるこのフレーズ。

“You never been so high
Know you 'fraid of heights
(こんなハイな場所は初めてだろ
 分かってるよ 高いところは怖いって)”


この“とても高いところを飛んでいる恐怖”とは、2018年のインタビューでSUGAが語っていたことから、BTSの「Permission to Dance」の歌詞にもその恐怖に対するアンサーが登場していたりと、ARMYなら馴染みのあるフレーズだったのではないでしょうか。
高いところは恐ろしいけれど月まで連れて行くよ、さよならなんて言わないで、と訴えかけていながら、君が去って初めて生きることを感じている。
この部分の「君」とは、「品行方正で聡明なみんなを導くBTSのリーダー・RM」であり、まるで激しく愛し合った恋人のように離れたくても離れがたい大切な存在としての葛藤が綴られているのではないでしょうか。
また、“怪物”というキーワードにはBTSのドキュメンタリーシリーズでRM自身が話していた狂わないための自己との闘いの話を思い出しました。

 

ジミンくんとのアルバム紹介コンテンツやアルバム制作前から、RMはBTSから離れる必要がある…という話をしていましたが、その時期の心境がこの楽曲の中に日記のように書き留められているのかもしれません。
もしかすると、単体で聴いたとき、ファンからすれば少し寂しい内容と受け取る人もいるのかもしれませんが、この曲の中にある“君を月まで連れて行くよ”というフレーズはこのアルバムの物語を閉じる「Come back to me」にも再び登場するという素敵なつながりも。

 

 

 

 

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