2023年3月3日にリリースされた j-hope(ジェイホープ) 『on the street (with J. Cole)』の日本語歌詞・和訳と楽曲や歌詞の解説記事です。
on the street (with J. Cole) 日本語歌詞 / 和訳
いつも歩いてる
いつも走ってる
いつも動いてる
いつものように 僕らの為に
いつも見つめて
いつも愛して
いつも望んで
いつものように 僕らの為に
(この道の上で、僕はまだ)
僕の両脚は軽やかに歩く、どこへでも
J in the air
進む道が希望であるように、僕はわざわざ苦労して
僕の歩みさえも 君の愛と信頼からできていた
恩返しをするよ、遥か遠くからでも 蝶になって
今はただ軽やかに歩いてる、
君が望むのならいつだって
希望を抱えて行くよ 君の行先のどこへでも
誰かの息吹が宿っている通りに
僕の魂と永遠をこめて
どこだって(僕はそうするつもりだよ)
いつも歩いてる
いつも走ってる
いつも動いてる
いつものように 僕らの為に
いつも見つめて
いつも愛して
いつも望んで
いつものように 僕らの為に
(この道の上で、僕はまだ)
ーJ. Coleー
地獄の偉大な生き残りたちに幸あれ
天国から降ってきた売り子たち
井戸から掬い上げた聖水で
歯を食いしばって戦った
無法地帯の中で勝ち残る為に
フィールドを移動しながら
2分間のドリルをするように焦っては不安になった
何百万ドルを稼ぐ為に儲け話にのって
思考を売り込む
脱線しそうなアーティストを挙げて
君は見たことないだろう
刑務所でフラフープする男を
俺には頭のキレる友達がいるが
アイツはくそほどバカなんだ
ヤツは神は実在しないと誓ってる
自分で証明することが出来ないから
宇宙が物足りないように
火山が噴火していないかのように
鳥たちがさえずらないかのように
体の中の一兆個の神経が働かないかのように
俺は誰になるんだろう?
この劇場の作り手がいなければ
俺のそばで優しく導いてくれるかい?
時々不思議に思うんだ
もしも別の楽しみを選ばなければならないとして
俺はこの道にのめり込みすぎてる
みんなが知ってる通りさ
これ以上のものはなかった
仕方ない
それでも祭壇を歩く娘を見つめる父のように
目に涙を浮かべながら
彼女を成長させなきゃならない
そしてその前に自分のスタイルを磨くんだ
ノルマを超える名言が飛び交う寒冷地
君はトップ10リストを見て
俺はゴールデン・コーラル*を眺めてる
月が牛を飛び越える時*
王冠を渡すのを待つべきかどうか悩んでんだ
もう少しだけ粘ってみよう
俺はおかしな空腹感を覚えてる
食べれば食べるほど
より強くなる
より強くなればなるほど
強くなればなるほど
j-hope
Cole World
ー
いつも歩いてる
いつも走ってる
いつも動いてる
いつものように 僕らの為に
いつも見つめて
いつも愛して
いつも望んで
いつものように 僕らの為に
(この道の上で、僕はまだ)
いつも歩いてる
いつも走ってる
いつも動いてる
いつものように 僕らの為に
いつも見つめて
いつも愛して
いつも望んで
いつものように 僕らの為に
(この道の上で、僕はまだ)
*ゴールデン・コーラル=食べ放題のチェーン店
*月が牛を飛び越える時=Mother Gooseの詩のパロディ
※和訳は意訳等を含みますので転載・転用はかたくお断りしております
韓国語、英語の原文歌詞はこちらを参照ください。
#on_the_street
— しお (@888s_i_o888) 2023年3月4日
韓国語・英語 和訳 pic.twitter.com/77mox46WWK
楽曲解説・考察
BTS j-hopeのソロシングル『on the street (with J. Cole)』はまもなく兵役に就くことが決定したj-hopeから世界中のファンへ贈られたファンソングです。
初のソロアルバム『Jack In The Box』では自身の悩みと創作への情熱を盛り込んだ内省的な面が色濃く表現された芸術性の高い作品でしたが、『on the street (with J. Cole)』は前回とは打って変わり再び“希望”というあだ名を持つ彼特有の優しさと明るさに満ちた温かな一曲です。
Lo-fi HipHopの心地よいメロディーが印象的なこの曲で印象的に響く口笛はホソクくん自身が直接録音した音で、都会的なサウンドの中でも一際温かな空気感を演出しています。
今回楽曲を共作したJ.Cole氏は、ファンの間ではj-hopeのルーツの中心にいる憧れのアーティストとしても周知のアーティストで、BTSのデビューした2013年に公開されたカバー曲『Born Singer』の原曲となった曲『Born Sinner』は、まさに今回コラボレーションすることとなったJ.Cole氏の楽曲でした。
また別の楽曲のj-hopeのラップパートでもJ.Cole氏へのオマージュが込められた詩が登場したり、初のミックステープのタイトル『HOPE WORD』もJ.Coleのアルバム『Cole Word: The Sideline Story』からヒントを得たという話もありましたが、最近公開されたドキュメンタリー『j-hope In The Box』内で、「“HOPE On The Street”では自分のルーツに立ち返ろうと思う」という話をしていた通り、夢のようなコラボレーションを見ることが出来ました。
世界という大舞台で長年トップに君臨し続けているJ.Coleが、自身の歩んできた道とj-hopeという若い才能に出会い届ける“強くなればなるほどに音楽への欲求は高まり続ける”という話と、インタビューで“音楽はさまざまな人や想いを繋いで一つにしてくれる大きな力だ”と話していたチョン・ホソクという一人の青年の音楽に対する真摯な姿勢。そしてファンたちへ向けられた温かなメッセージの詰まった『on the street』。
ホソクくんがこれから歩んでいく道がこの曲のように温かく希望に満ちたものであるようにと願っています。