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【 PLAY BACK BTS 】2022にリリースされたBTSの全楽曲を振り返り

 

2022年、メンバーの兵役を前に新しいチャプターへと移行したBTS。

6月にはチャプター1を結ぶ約10年間の歩みを詰め込んだベストアルバムとも呼べるアルバムをリリースし、これからのソロ活動を予告した『バンタン会食』の翌日にはメンバーたちの真意とは違った活動休止というワードが各メディアに飛び交うなど、少し寂しい話題も記憶に残った一年でしたが、BTS名義の新曲から各メンバーのソロアルバムやコラボ曲など、たったの一年の間になんと33曲もの楽曲がリリースされました。

世間を賑わせた活動休止という言葉とはほど遠く、今年一年を走り抜けてきたBTSの2022年の歩みを楽曲を通して振り返ります。

 


※『Proof』収録の未発表デモ音源等除く
※  V『Christmas Tree』について、日本での配信開始は2022年1月ですが韓国公開日の2021年12月24日リリースとしてカウントしています。

 

 

 

 

 

 

With You

 

4月24日、ドラマ「私たちのブルース」のOSTとして公開されたJIMIN参加のこの曲は、プライベートでもジミンと親交の深いWanna One出身のハ・ソンウンとのコラボ曲です。
恋の歌としてもすてきな詩ですが、ドラマを観るともっと広い意味での愛の歌に聴こえる心に沁みるすばらしい一曲です。

 

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That That(prod.& feat.SUGA of BTS)

 

4月29日にリリースされたSUGA × PSYのコラボ曲『That That』。

『江南スタイル』で韓国国内のみならず世界中で大ヒットを記録した韓国を代表する大スターPSY。
『That That』はそんなPSY氏の5年ぶりのフルアルバムとなる『PSY 9th』のタイトル曲としてリリースされました。
はじめはプロデュースだけかと思われたコラボは日毎に情報が小出しされ、解禁されたMVの中でPSY氏と並んでダンスを踊るSUGAの姿には多くのARMYが驚かされたのではないでしょうか?そんな最高のサプライズとなった『That That』は、毎日聴いても全く飽きることなく気分を盛り上げてくれる最高の一曲です。

 

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Proof

 

6月10日に発売された BTSの約10年間の歩みを詰め込んだアンソロジーアルバム『Proof』からは、『Yet To Come』『RUN BTS』『For Youth』の3つの新曲が公開されました。

バンタン会食で話していたここ数年の葛藤やこれからの話など、今BTSの7人が思うことの全てが詰め込まれているという3曲は、ずっとBTSでいたいという7人の思いやARMYに対しての真摯な真心を感じる楽曲です。

 

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『Yet To Come』は英語Ver.も各音源サイトで配信されています。

Goal of the Century x BTS | Yet To Come (Hyundai Ver.) Official Music Video - YouTube

 

 

 

 

My You by Jungkook of BTS

 

6月13日、BTSのデビューを祝うFESTA期間中に公開されたジョングク作詞作曲の『My You』。
“皆さんのことを思うと胸がいっぱいになって、時々このすべてが消えてしまったら、夢だったらどうしようと思うことがある。そういう想いを曲に込めた”とメッセージを寄せてくれたジョングク。
元々2021年の誕生日のVlive内でARMYたちから歌詞を募集して一緒に曲を作っていましたが著作権などの兼ね合いから再び一から作り上げられたこの楽曲。
“僕が微笑む理由もこのうたを歌う理由も、すべての理由は君だから、そばにいてくれてありがとう”という想いの込められたすてきな歌は何度聴いても色褪せることなく、ジョングクがARMYに向けた言葉通り、この歌を聴く私たちの心も“胸いっぱい”にしてくれる宝物のような一曲です。

 

 

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Left and Right(Feat.Jung Kook of BTS)

 

6月24日リリース。
『We Don't Talk Anymore』を歌うジョングクのカバー音源や歌謡祭のコラボステージでも相性抜群の歌声を聴かせてくれたことのある、アメリカの歌手チャーリー・プース(Charlie Puth)とジョングクのコラボ曲『Left and Right』。

チャーリーは自身の3rdシングルのゲストに迎えたジョングクについて、歌声から発音、音程、詳細な部分まですべてが完璧だったと大絶賛をしており、まるで兄弟かと思うほどとても自然に耳心地良く馴染む二人の歌声が甘く響くスイートな一曲です。

声の出し方をチャーリー・プースの歌声に馴染むように工夫したと話すプロフェッショナルなジョングクの姿を見ることのできるRecording Sketch*1や2人のキュートな映像をたっぷり楽しめるMVも印象的でしたね!

 

 

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Jack In The Box

 

7月15日リリース。
BTSの第2章となるソロ活動のトップバッターを飾ったj-hopeの1st ソロアルバム『Jack In The Box』は、これまでのj-hopeの明るく楽しいイメージとは一変し自身の内なる葛藤を音楽の中で昇華するなどダークサイド的な新たな一面を見せたと大きく評価されました。
しかしながら一つの物語のように構成されたアルバムの曲順や楽曲のサウンドには彼らしい遊び心を存分に感じられる、タイトル通り“びっくり箱”のようなすばらしい作品となっています。

 

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j-hopeならではの音作りや世界観についてはこちらの記事で解説しています。

 

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Bad Decisions

 

8月5日リリースにされ、アメリカの人気プロデューサー、ベニー・ブランコ(benny blanco)とスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)という超超ビッグネームとのコラボに驚かされた、BTSのボーカルライン(JIN、JIMIN、V、Jungkook)が参加した夏にぴったりの爽やかな一曲。

 

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Rush Hour (feat.j-hope of BTS)

 

9月22日にリリースされた韓国の大人気ソロシンガーCrushの『Rush  Hour』は、Boom Bapを軸にJames BrownやStevie  Wonder、Kool &The  Gangといったファンクの大スターたちへのオマージュが散りばめられたかのような聞き馴染みのあるサウンドが最高に気分を上げてくれる一曲です。

 

以前、音楽のビートと言葉の関係について書いた記事*2でも、j-hopeの紡ぐラップはダンスのセンスも相まってか言葉の発音自体がまるでビートのように踊っているという話をしていたのですが、まさにこの『Rush Hour』はそうしたホソクくんだけの持つ唯一無二のすばらしいラップを聴くことのできる一曲なのではないでしょうか?

 

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The Astronaut

 

10月28日にリリースされたJINのソロ曲『The Astronaut』。

しばしの別れの前にARMYに届けられた最高にすてきな贈り物のようなこの楽曲は、BTS『 My Universe』でのコラボレーションも記憶に新しいColdplayと再びタッグを組み生まれた一曲です。

 

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MVと曲の詳細な解説と、ジンくんがお土産のようにたくさん置いていってくれたコンテンツも別記事にてまとめているのでぜひお使いください。

 

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Dreamers

 

11月30日公開。2022年FIFA ワールドカップの公式サウンドトラックに起用されワールドカップ開会式でのパフォーマンスも大きな話題となったJungkookの『Dreamers』。

ジョングク特有の聴き心地の良い歌声だけではなく、ARMYでもあまり聴いたことのない発声での歌い方をしていたり、ジョングクの新たな魅力の引き出しを見せてくれた楽曲です。

 

開会式での最高のパフォーマンスもとても思い出深く記憶に残っていますが、MVでの表情やダンス、仕草まで、1分1秒ごとに完璧にかっこいい姿もとても印象的でした!

 

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Indigo

 

12月2日、RMの初のソロアルバムとしてリリースされた『Indigo』は、RM自ら“20代のアーカイブ”と紹介している通り、BTSのリーダーRMではなく一個人としての葛藤や想いが込められた日記のようなアルバムです。
RM特有の豊かな表現のリリックの素晴らしさはもちろんのこと、コラボしたアーティストたちの人柄や音楽に対する想いまでも滲み出てくるような優しく穏やかで洗練された音楽性もとてもすばらしく魅力的な一枚です。

 

 

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It’s Beginning To Look A Lot Like Christmas (cover) by V of BTS

 

12月24日にUPされた今年のクリスマスプレゼントはテヒョンくんからのカバーソングでした。
“クリスマスらしくなってきた”という意味のタイトルを持つ、マイケル・ブーブレの『It’s Beginning To Look A Lot Like Christmas 』。
ポップジャズのシンガーとして有名なマイケル・ブーブレ本人の歌を聴き込んだことがとてもとても良くわかるカバーで、いつもの歌唱法とは違ったテヒョンくんの新たな声の魅力に触れることのできるクリスマスプレゼントでした。

ちなみに以前からお気に入りのアーティストのようで、過去のVliveでも楽曲を流してくれたり、マイケル・ブーブレ氏の歌を音源と一緒に歌うテヒョンくんの姿を見ることができます。

 

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一年の間にこんなにもたくさんの曲をリリースしてきたBTSの7人のメンバーたち。
2022年にはソロ活動が少なかったメンバーも楽曲制作に勤しむ様子や海外へ撮影に行く姿を見せてくれていたので2023年の活躍が今から楽しみですが、楽曲だけでなく、ラスベガスや釜山でのコンサート、それぞれのコラボ相手のコンサートに参加したり、様々なイベントに参加する姿を見せてくれたりと、振り返ってみればあっという間に過ぎたようでとても濃密な一年だったのではないでしょうか。
ARMY一人一人の日々にもきっと色々な出来事があったと思います。
楽しい日も悲しい日も、何もかもが嫌になる時も、何もない一日にも、いつもすぐ手に届くところで励ましてくれたり寄り添ってくれたり、ありあまる愛を贈り続けてくれた大切な音楽たち。
来年もきっとたくさんの記憶の雲を共に集めることのできる一年でありますように。